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磁石>ブロンズ・銅像の判別に。(^o^;) [日記]

 こん○○は !! 白狸です。カテゴリーからちょっと分けてみました。


 ヤフオクで落札した『池田勇八氏の馬のブロンズ像』の出来にショックを受け、思わず愚痴ってしまったわけですが(^^ゞ、『磁石』というアイテムが「ブロンズ・銅像」か「鉄製」かを見極めるツールだということを今更認識し、家にある銅像類に一通り『磁石』をくっつけてみました。すると・・・ 


 一般の「型取り」が豊富な出回り・コピー・模造品と思われる品は「鉄が混じっている」と思われ、磁石がくっつきますね。


 片や「限定品」「逸品」と言われる品は「鉄が混じっていない」ようで、磁石がまるでくっつきません。


 我が家にある銅像で磁石がくっついたのは【高岡銅器】の大量に出回っていることが確認されているものでした。逆に同じ【高岡銅器】でも同型が見受けられない・良き品は磁石がくっつきません。同社のサイトを覗くと「鋳造する際に鉄を混ぜている」ことが明記されておりました。数をこなす・作るには鉄を混ぜた方が効率が良いということなのでしょうか ?? 逆に薄っぺらくて鉄製だとばかり思い込んでいた像が磁石がくっつかないのでビックリしました。(^_^;)


 さらに調べてみると「金属=磁石がくっつく」方が実はレアで、ほとんどの金属は磁石が付かないようです。これまで生きてきて・そこまで気にしたことはなかったですね。理科の実験の思い出が強いのか「磁石=金属」という妙なペアリングがありました。(苦笑) なかなか『金属工芸品』という世界は奥が深そうです。

 

 今回「返品・返金」と強い不満を感じたのは、同じ馬の銅像でも既に所有してある2体はズッシリと中身が詰まったもので、届いた『池田勇八氏の馬のブロンズ像』は対照的に中が空洞・ジャラジャラ破片もいいところ。それで「粗悪品だ!」と思い込んでしまったわけですが、出品者が問い合わせで指摘していたように「厚い」作りの物もあれば「薄い」作りの物も確かに実在するようで、同じ馬の像ということで勝手な思い込みをしていたようです。「薄く精巧で作られた」作品は賞賛されて・名工とまで言われたりしておりますが、確かに一理頷けるところがありますね。(^_^)


 ネット上を深く調べてみましたが結論としては、詰まるところ「作者の制作の意図」と「鑑賞者の思い入れ」次第ということに尽きるようです。鑑定士が高く評価を下しても、自分にとっては気に入らない品もあるでしょうし、逆に低い評価でも強い思い入れが入る品も確かに存在します。今回の取引は大変良い勉強になりました。



 しかし「ちゃちい作り」だなと感じたのも事実なんですよね。(^_^;) 明治・大正期にそれこそ何千体も制作されたのでしょうから、良い出来映えの品から悪い品まで存在したのでしょう。以前、図書館から借りてきた『馬の彫刻家 池田勇八 秋季特別展』には掲載されていなかったようなので、発表する程までの作品ではなかったのかもしれません。・・・ 今、改めてチェックしてみましたが、どうも重い・中身が詰まっているような銅像には見受けられませんね。薄手の作品が多かったみたいです。尻尾の作りから見ると晩年に制作された品か ??  まだ公表されていない作品だと思い、大切にしたいと思います。(苦笑)



 いずれ他の古物と一緒に公開します!(^_^)/



P.S.

※他にも馬のブロンズ像では『伊藤國男氏』が有名ですが、こちらは同じ型の物が非常に多く出回っていますね。実は我が家にも1体あるのですが、磁石はくっつかず・中がズッシリと詰まっています。素直に良い品だなと思ったのですが、明らかに「鉄製」と明記された同型の出品を【ヤフオク】などで見ると、果たしてどれが本物なのか?と困惑してしまいました。ズシリと重いので我が家に居る方が限定品だと思いたいですね。(笑)


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